『稼ぐためです』私がハンドメイドを始めたきっかけとはじめての作品づくり

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趣味と実益を兼ねて自分の製作した作品を販売して稼ぐ

モノづくりが好きな方にとって、とても魅力的な世界ですよね。

私がハンドメイド作品の販売を始めたのは2年半前。現在ようやく毎月5万円くらいの売上で、時には10万円を超えることもあるくらいまできました。

たぶん『売れっ子』と呼ばれている作家さんと比べると、成長速度はカメのような遅さだと思います。

ミケ

それでもいいんです。凡猫にゃので(笑)

でも、もしもあなたが「これは絶対に売れる!」というアイディアにあふれたハンドメイド作品をつくれる方でないのなら、私と同じように販売することの難しさを感じているのかもしれません。

そこで、私が2年半前にハンドメイドを始めたきっかけから、現在、モバイル決済を導入して『カードが使えるお店』を実現するまでのいきさつを成長記としてお話ししていこうと思います。

まずは「これからハンドメイド作品を販売したいけど、何から始めたら良いのかな?」という販売初心者の作家さんに向けて、私がどのようにハンドメイドをスタートしたかをお話しします。
参考にしてもらえたら嬉しいです。

稼ぐため!?私がハンドメイドを始めた理由

そもそも私がハンドメイドをはじめた理由は、安定収入を稼ぎたいからです。今でもその理由は変わりませんが。。。

そうなった経緯からお話を始めますね。

フリーランスの仕事は収入が不安定だった

現在、私はフリーランスとして働いています。
『フリーランス』って、ちょっとカッコ良くて稼いでいるような印象があるかも知れませんが、私の場合はまったく違います。どちらかというとフリーターに近い感じ。

それまで事務職として働いていた会社でミスをしてしまったとき、上司から言われた言葉がきっかけ。
上司:こんなミスをしたら普通の会社ならクビだよね。
ちゃんとミスは修正したし、ご迷惑をかけた方々にも自分で連絡して責任を持って謝罪を済ませていたのです。なのにそんな言われ方をしたので、
ミケ:じゃぁ、クビになります。
後先考えずにそれまで働いていた会社を退職してしまいました。

その後、自由の身になったは良いものの「これからどうしたら良いのかな?」と途方に暮れていました。
そうしたら、たまたま知り合いが臨時のセミナー講師や企業支援の仕事を紹介してくれたんです。

実は私の唯一の取り柄は、モノづくりの図面を「CAD」と呼ばれるパソコンのソフトで描けること。昔、製造業で設計者として働いていたので、その時の経験から仕事を紹介してもらえたのです。

紹介してもらった仕事は、職場の人たちとのしがらみも無いし自宅でできる仕事も多いので、お付き合いのストレスから開放されるのでとても働きやすく新鮮でした。

とはいえ、早く新しい仕事を見つけようと就職活動をしていましたが、決まらない日々が続き・・・

いつしか紹介してもらった仕事をすることがフリーランスとしての私の仕事になってしまったのです(笑)

でも、常に仕事があるわけではないので、収入が不安定になってしまうことが問題です。
突然、仕事が重なってとても忙しくなるときもあれば、仕事がキャンセルになって全く仕事が無くなるときもあります。

ミケ

まるでジェットコースターのような浮き沈みで、心臓に悪い毎日なんだにゃ・・・

だから、毎月少しずつでも安定して稼げる仕事が欲しかったんです。

ハンドメイド作品の販売ブームが到来した!

ちょうどそんな時に、『ハンドメイド作品の売買が流行している』と世間でニュースになっていました。

自分だけの特別な製品が欲しいお客様と、ひとつひとつ丁寧に作品を製作している個人の作家さんが、インターネットを通じて繋がることで、たくさんの作品が売買されるようになっているとのこと。

ミケ

ハンドメイドで作品をつくって稼げるならやってみたいにゃ!

私は昔からモノづくりが大好き。

何か特別なハンドメイドのスキルを持っているわけではありませんでしたが、日曜大工から手先の細かい作業まで意外と得意なんです。

フリーランスになって時間の融通もきくようになっていたので、これは安定収入を稼げるチャンスだと思って始めることとしました。

私の場合は恥ずかしながら、、、
作品にかける情熱とかではなく、ハンドメイドブームに乗っかって安定収入を『稼ぐため』に私はハンドメイドを始めたのです;

ずいぶん安直な理由で始めちゃったんだね。

トラ

私がはじめて取り組んだハンドメイド作品は?

でもいざ、「ハンドメイドで作品を製作して売ってみよう!」と思っても、自分で製作した作品が無ければ販売できません。

まずは『どんな作品を製作するか』から考えなければならないのです。

・・・でも手に職があるわけでもなく、製作に対する夢があるわけでもないので、なかなか思いつきません。

ミケ

何を作ってもOKとなると、逆に何をつくったら良いか分からなくなるにゃ(笑)

販売する作品に求められることを考えてみた

そこでまず、製作する作品にはどんなことを考える必要があるのか、思い付いたことを書き出してみました。

  • 特別なスキルのない私でもつくれるもの
  • 特徴がはっきりしていてお客様に魅力的なもの
  • 安い材料で作れて高く売れそうなもの
  • 他の人には真似できないオリジナルの作品アイディア
  • 競合の作家さんが少なくてお客様の目に留まりやすいもの

いま思うと、この項目を満足する作品なんて簡単に思い浮かぶわけないんです(笑)

特別なスキルを持っていないならば、誰にでもつくれるものしか作れないということです。
誰にでもつくれるもので利益がたくさんでるようなジャンルがあれば、その作品を製作する作家さんたちは、他の作家さんがやっていないことをやろうとアイディアを凝らします。

アイディアが出し尽くされてしまうと、同じような作品がたくさんの作家さんから販売されることになるので、少しでも値段を下げて売ろうとしてしまうのです。

だから、多くの作家さんたちは、他の人にはつくれないような特別なスキルを習得しようとします。
そうすれば、書き出した項目をある程度満足した作品がつくれるからです。

でもその時の私は、そんなことには気付きません。
項目を満たすような作品のアイディアをひねり出そうとして、より悩みを深めてしまいました。

インテリア小物を製作することに決める

考えれば考えるほど、漠然としてしまって作品なんて思い浮かびません。そこで私は先に製作する『もの』を決めることにしました。

  • 唯一の取り柄である図面を描く必要があって私でもつくれるもの
  • 自分が興味を持って楽しんで作れるもの

そしてあとから、作品の特徴や魅力を考えていく戦法です。そう考えれば、悩みつつも決めることができそうです。

いま思い返すと、『自分が興味を持って楽しんで作れるもの』という発想が、製作する作品を決めるときに一番大切なことだと思っています。

最初に直感で決めて作り始めた作品は、2年間、改善を重ねましたが、現在の私の主力作品になっているのですから。
そして長い間、少しずつ改善を重ね続けることができたのは、自分が好きなものをつくっているからだと思います。

私が決めた作品のジャンルは、『インテリア小物』です。
理由は、『インドア派の私は、部屋の中で使うものなら欲しいものが思い浮かぶ』から。

最初に部屋の中で使えるものをたくさん書き出して絞り込み、最終的に候補を数種類ピックアップしました。
それから、私なりに特徴や特色を加えて実際に製作を開始。簡単な図面も用意しました。

はじめてなので上手に作れなかったし時間もかかりましたが、作品が出来上がったときはとても嬉しかったです。達成した満足感もすごくたくさんあったことをよく覚えています。

ミケ

今思えばヒドイ作品だけど、一生懸命つくったので売れると思っていたにゃ。

まとめ:稼ぐためにハンドメイドをはじめて製作開始

この記事では、私がハンドメイドを始めたきっかけと、はじめて製作した作品の決め方についてお話ししてきました。

私は、フリーランスとして働いていて収入が不安定だったので、『安定収入』を求めていました。
そんなとき、ハンドメイドがブームになっていることを知り、私もハンドメイド作家になって作品を販売することに

販売する作品を決めるのにはとても悩みましたが、自分が興味を持って楽しんで作れるものを作る』という考え方から、『インテリア小物』を製作することに決定します。
そうして、販売するための作品の製作をして、完成したときは達成感に満たされていました。

作品が製作できたら、いよいよ販売です。
ハンドメイドはブームになっていたので、作品を販売することはとても簡単です。

逆に、販売方法の選択肢がたくさんあるので迷ってしまいます。
そこで次回は、私が製作した作品をどのように販売することにしたかお話ししたいと思います。

ミケ

興味があったら、ぜひ読んで欲しいんだにゃ。
start-selling-eyecatch 私もここから始めました。ハンドメイド作品の3つの販売方法と初心者におススメな販売の始め方