【イベント実態調査】ヨコハマハンドメイドマルシェ2018秋でモバイル決済の普及率を調査

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自分の持っているスマホやタブレットで、カード決済ができる『モバイル決済』って便利です。

モバイル決済サービスは、導入費用や維持費用の掛からないサービスが多いので、個人のハンドメイド作家さんでもイベント出店のときに『カード決済ができるお店』になることができます。

ミケ

でもハンドメイドイベントでは、カード決済できるブースは少ない気がするにゃぁ

実際のところイベント出店するハンドメイド作家さんは、どれくらいモバイル決済を導入しているのでしょうか?

あなたがモバイル決済サービスの導入を考えているハンドメイド作家さんなら、とても気になりますよね。

そこで、横浜パシフィコで開催されるビッグイベント『ヨコハマハンドメイドマルシェ2018秋』にモバイル決済の普及率がどのくらいなのか、実態調査に行ってきたので、その調査結果をご報告したいと思います。

イベントでモバイル決済の実態調査をする理由

イベント出店に向けて、モバイル決済サービスを導入するか判断に迷ったとき、やっぱり気になるのは、
「他のハンドメイド作家さんたちは、どのくらいの方が導入しているんだろう?」
ということではないかと思います。

もしも、たくさんの作家さんが導入されているのに自分だけが導入していなかったら、出遅れた気になってしまいますよね?
でも、あまり導入されている作家さんが少ないのなら、「まだ導入しなくても大丈夫」なんて安心しちゃいそうです。

ちょっと待って。普及率が低いうちに導入した方が良いよね?

トラ

ミケ

そうだにゃ!導入している人が少なければアピールポイントになるもんにゃ。

モバイル決済サービスは、無料で導入・維持ができてイベントに来場したお客様が便利になるので、普及率にかかわらず導入した方がお得です。

それよりも、すでに導入された作家さんが利用しているモバイル決済サービスを調査すれば、個人のハンドメイド作家に適したサービスが見えてくるはずです。

そこで、今回の実態調査では、モバイル決済サービスの普及率だけでなく、導入されているサービスの内訳まで調査することにしました。

『ヨコハマハンドメイドマルシェ』の基本情報

今回、調査に行ったイベントは『ヨコハマハンドメイドマルシェ2018秋』です。

年に2回開催されている神奈川県最大のハンドメイドイベント。
秋に開催されるイベントの方が規模が小さくなるのですが、それでも10,000人以上の来場者がいます。

企業の出店はできないので、個人のハンドメイド作家さんがどのくらいモバイル決済サービスを利用しているか分かりやすいイベントだね。

トラ

イベント規模について過去3回の情報を表にまとめておきますね。この表をスマホで見る場合は、横にスライドできます。

開催時期 2018 2017秋 2017
出店者数 2,780人 1,310人 2,300人
出店ブース数 2,870ブース 1,270ブース 2,000ブース
来場者数 22,000人 13,500人 20,500人

モバイル決済普及率の調査結果

モバイル決済の普及率

モバイル決済普及率

まずは、モバイル決済が導入されていてクレジットカード決済ができるブースの数をみてみます。

ヨコハマハンドメイドマルシェ2018秋では、ハンドメイドブースの全912ブース中93ブースがモバイル決済サービスを導入していました。

少し古いデータですが2015年の国内全体消費の17%がクレジットカード決済なので、大体6人に1人はカードで購入したいお客様がいることになります。

これを分かりやすく例えてみます。
1時間あたり10人のお客様が作品に興味を持ってくれたとして、1日6時間の販売をしたとすると1日に60人のお客様が作品に興味を持ってくれます。そのうちの10人のお客様が、現金ではなくカードでなら購入してくれるかもしれないということですね。

モバイル決済サービスを導入すれば、売上が伸びる可能性があるということだね。

トラ

また、カードでお支払いしたいお客様の立場から見ると、購入できるブースは10ブースにつき1ブースだけ。そもそもハンドメイドイベントではカード決済で購入できるお店が少ないと感じてしまいますよね。
これはハンドメイドイベント全体でカード決済ができるようにならないと、イベントに来てくれるお客様が減ってしまうかも知れませんね。

ミケ

イベントの来場者が減ってしまったら困ってしまうにゃ。

導入サービスの内訳

モバイル決済サービス内訳

今度は、すでにモバイル決済を導入されている方が利用しているサービスの内訳をみてみます。

モバイル決済を導入されていた全93ブース中、Square(スクエア)のカード決済サービスを利用していたブースは、65ブースでダントツのトップでした。

続いて楽天ペイが22ブース、Airペイが1ブース、パッと見ただけでは分からなかったブースが5ブースありました。

費用がかからず手軽で簡単に導入できるSquare(スクエア)のサービスは、ハンドメイド作家さんにピッタリです。
だから利用している作家さんが多いことはある程度予想はしていましたが、全体の約70%も占めていることは驚きました。

また、2番手が楽天ペイであることは予想外。私がまだ気づいていないメリットがあるのかも知れませんね。

ミケ

また別のイベントにも行って、詳しく調査してみたいにゃ。

まとめ:イベント調査で分かったこと

この記事では、神奈川県最大のハンドメイドイベント『ヨコハマハンドメイドマルシェ2018秋』に行ってモバイル決済サービスの導入状況を実態調査し、その結果をまとめてきました。

今回のイベント調査で分かったことは、主に2つ。

  • ハンドメイドイベントではモバイル決済サービスの普及率は10%程度でまだ低い。
  • すでにモバイル決済を導入しているハンドメイド作家さんの約70%が、Square(スクエア)を利用している。

このことから、ハンドメイドイベントでは『カード決済ができる』ことで売上を伸ばせる可能性があるし、お客様の利便性を高めるアピールポイントにもなることが分かりました。

また、利用しているハンドメイド作家さんが多いSquare(スクエア)のサービスは、費用がかからず手軽で簡単に導入できることが、多くのハンドメイド作家さんにとってメリットであることも分かりました。

今後は、カードでお支払いしたいお客様も増える傾向にあるし、今ならモバイル決済がお客様が便利に買い物できるアピールポイントにもなるので、早めに導入した方が良さそうですね。