ハンドメイド作品をInstagramやTwitterなどのSNSで紹介していると、
「これ欲しいです!どうやって購入したら良いですか?」
と嬉しいメッセージを頂くことがありますよね。
そんなとき、あなたはどのように購入してもらっているでしょうか?
ミケ
SNSからの個別注文に対して、ネットショップページを作成して購入してもらうと、専用の販売ページを作成しなければならないし、お客様にもネットショップの販売ページにアクセスしてもらうよう連絡して購入してもらう必要があります。
実はこれ、作家さんにとって手間がかかるし、お客様にとっても面倒くさい手続きなんです。
トラ
ミケ
SNSからの個別注文をスマートに対応したいとき、Square(スクエア)のカード決済サービスのアカウントがあるなら『Square請求書』を使うととても便利です。
私はイベント出店の機会が少ないので、Square(スクエア)のカード決済サービスも使う機会は少ないです。その代わり「普段使っているサービスはこればかり」ってくらい、最近はSquare請求書を利用しています。
そこでこの記事では、『Square請求書』とはどんなサービスなのか分かりやすくご紹介したいと思います。
あなたもSNSからの作品の注文が入るなら、とても便利なので活用してみてください。
目次
『Square請求書』とはどんなサービスなの?
『Square請求書』は、メールでお客様に請求書を送れるサービスです。
購入者のメールアドレスだけが分かれば、スマホからでもPCからでも簡単に請求書を作成して送信できるので手間がかかりません。
請求書を送信すると、お客様にはこんな感じのメールが届きます。
購入されるお客様も、受け取ったメールに貼り付けてあるリンクからカード決済画面にアクセスしてお支払いするだけなので簡単ですね。
作品の発送先などの情報は、セキュリティの高いカード決済画面の入力情報として追加できるので、個人情報も安全に管理できます。
お支払い状況はステータスを確認できるので、お支払いが確認できたら作品を発送して取引は完了です。
ミケ
Square請求書のメリットは?
Square請求書は、便利なだけではなくてお得でもあるんです。
私が実際に利用して実感している、特にハンドメイド作家さんにとって嬉しいメリットを3つご紹介しますね。
売り手も買い手も手間がかからない
SNSからメッセージを頂くと、販売価格や購入方法、発送先など、どうしてもメッセージのやりとりが増えてしまいます。
これを簡単にするためにネットショップにお客様専用ページを用意すると、ページの作成やお客様を専用ページへ誘導するなど、ハンドメイド作家さんの手間は多いですよね。
でもSquare請求書を利用するなら、メッセージのやりとりは全部で3回だけになります。
- STEP.1買い手からの依頼SNSで作品を見たお客様から、購入を希望されるメッセージが来ます。
- STEP.2売り手からの連絡「作品の販売価格」と「お支払いはクレジットカード決済のみとなること」を連絡して、問題が無ければ「メールアドレス」を返信してもらいます。
- STEP.3買い手からの連絡販売条件に承諾したお客様からメールアドレスが届きます。
- 完了Square請求書を作成してお客様から教えて頂いたメールアドレス宛に送信します。
これならとてもスマートですよね。
トラ
Squareアカウントがあれば無料
Square請求書は、Square(スクエア)のPOSレジアプリから無料で利用できます。
Square(スクエア)のカード決済サービスは導入費用も維持費用も無料で済みますが、年に数回のイベント出店のために導入すると、なかなかサービスを利用する機会が無いので、
「Square(スクエア)のサービスって本当に必要なのかな?」
と疑問に思うことがあるかも。
でも、Square(スクエア)を導入してアカウントを作成すれば、そのまま無料でSquare請求書が利用できるので、サービスを導入したお得感は一気に上がっちゃいますね。
決定手数料が安くてお得
さらに、ネットショップにお客様専用ページを作成した場合と比べて、Square請求書はカード決済手数料が低くなることが多いので、お金の面でもお得です。
例えば、ハンドメイドマーケットの大手『minne』や『Creema』にお客様専用ページを作成して販売した場合をみてみましょう。
『minne』は、販売手数料として作品の価格の10%(税別)が発生しますし、『Creema』は、3か月ごとの売上金額によって変化しますが、同じように販売手数料が8~12%(税別)が発生します。
それに対してSquare請求書は、VISA、Mastercard、American Express、Diners Club、Discoverカードの場合は3.25%、JCBの場合は3.95%でハンドメイドマーケットの半分以下の手数料しかかかりません。
例えば『minne』でお客様専用ページを作成して10,000円の作品を購入してもらうと、1,000円の手数料が発生しますが、Square請求書を使ってVISAカードで決済してもらうと、たった325円の決済手数料だけで済むのです。
ハンドメイドマーケットの販売手数料って売上にジワジワ効いてくるので、この手数料を安く抑えられるってすごく嬉しいですよね。
Square請求書はこんなこともできる
Square請求書は、詳細な設定を追加することが出来るので、様々な販売のシーンに対応することができます。
- リマインダーの設定
- 送付先住所の入力
- ファイル添付
- 送信予約
- 定期送信
- 自動引き落とし
これらの詳細な設定については、Squareヘルプセンターのこちらのページに詳しく記載されているので、活用したい方は参考にしてください。
トラ
Square請求書の注意点は?
お客様がSquare請求書を受信したことを確認しましょう
Square請求書は、お客様がメールの受信を確認できないとお支払いして頂くことができません。
もしも、Square請求書が届いていないと連絡を受けたら、受信トレイ(Inbox)以外のフォルダに振り分けられてしまったり、迷惑メールとしてブロックされている可能性があります。
その場合は、お客様に迷惑メールフォルダなど、受信トレイ以外のファルダを確認してもらったり、インターネットサービスプロバイダーや携帯電話会社の迷惑メールフィルタの設定を見直してもらいましょう。
支払いが目の前で行われないリスクへの配慮
Square請求書は、お客様自身がどこからでもカード情報を入力してお支払いができるので、とても便利なサービスです。
しかし、売り手にとっては目の前で決済してもらうことができないので、盗難カードを使われたりするリスクがあります。
お客様の身元が信頼できるか確認しておいたり、大量発注や至急発送を依頼された場合は注意するなど、Square請求書を利用する時はリスクに対する配慮をしましょう。
まとめ:Square請求書を活用しよう
この記事では、Square(スクエア)の便利なサービス『Square請求書』についてご紹介してきました。
『Square請求書』は、購入者のメールアドレスだけ分かれば、メールでお客様に請求書を送れる無料のサービスです。購入されるお客様は、受け取ったメールからカード決済画面にアクセスして決済するだけ。
売り手にとっても買い手にとっても簡単で便利なサービスです。
ハンドメイド作家さんにとって、Square請求書のメリットは主に3つ。
- 売り手も買い手も手間がかからない
- Squareアカウントがあれば無料で利用できる
- 決済手数料が安くてお得である
一方で、お客様がSquare請求書を受信できたことを確認したり、目の前で決済してもらえないリスクに配慮するなど、注意しておきたい点もあります。
すでにあなたのファンになってくれているSNSのフォロワーさんなどの依頼であれば、『Square請求書』は、とても便利なサービスです。
Squareアカウントを作成して、『Square請求書』を活用してみてはいかがでしょうか?
実際にSquare請求書を発行するときは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
お客様にメールからカード決済してもらえる!パソコンで作成する『Square請求書』の発行手順ガイド