大手ハンドメイドマーケット『minne』と『Creema』の活用方法を比較しながら紹介します

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ハンドメイドマーケットは、インターネット上で作品を販売したい作家さんにとって、無料でショップページが作れる便利なサービスです。
ショップページはガイドに沿って入力すれば簡単に作れるし、運営者の販売支援もあるのでハンドメイド作品の販売初心者さんには特におススメです。

国内でもハンドメイドマーケットは幾つかあるので、自分に合ったハンドメイドマーケットを見つければ、より多くの売上をあげることができます。こちらの記事で大手5社を紹介しているので参考にしてください。

select-handmademarket-eyecatch初めてハンドメイド作品を販売するなら。ハンドメイドマーケットのメリット・デメリットと大手5社をご紹介。

でもハンドメイドマーケットごとに、具体的にどんな特徴や機能の違いがあるかは、使ってみなければ分からないことも多いですよね。

手当たり次第に登録して利用してみれば運用しているうちに分かってくるのですが、事前に分かっていた方が複数のハンドメイドマーケットを運用する手間が省けます。

そこでこの記事では、大手ハンドメイドマーケット2社である『minne』と『Creema』のサービス内容や会員ページの機能について詳しく紹介したいと思います。

ミケ

私も2年前からずっと利用しているハンドメイドマーケットだから、実際によく使っている機能を紹介できるにゃ。

もしもあなたが、これからハンドメイドマーケットに登録したいと考えている作家さんなら、作家さんから圧倒的な支持を得ている『minne』と『Creema』を利用する可能性は高いと思います。
また、他のハンドメイドマーケットを利用するにしても、比較するときの基準になるので、知っていた方がお得です。

効率的に作品の販売を始めるために、ぜひ参考にしてくださいね。

ハンドメイドマーケット『minne』と『Creema』比較

『minne(ミンネ)』と『Creema(クリーマ)』は国内でも特に利用者の多い2大ハンドメイドマーケットです。

インターネット上でハンドメイド作品を販売している作家さんなら、ほとんどの方がどちらか、又は両方を利用しているのではないでしょうか。

これから作品の販売を始める作家さんにとっても候補から外せないハンドメイドマーケットだと思いますので、簡単に2つのハンドメイドマーケットを紹介します。

合わせて、会員ページ内のショップページ作成、作品の出品の入力画面を紹介しますので、「あ、簡単そうだな」など雰囲気を感じて欲しいです。

minne(ミンネ)と会員ページ

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minneは、GMOペパボ株式会社が運営する国内最大手のハンドメイドマーケット。

出展作品の数も多いですが購入者も多いので、お客様の心をつかむ作品を製作すれば大きな売上をあげることができます。購入者の年齢層は20代~30代前半の方が多く、低価格でカワイイ作品が人気になる傾向があると思います。

会員ページもシンプルで機能的にデザインされているので迷うことなく使えます。

最初に実施するショップページの作成も、会員ページの『設定』項目を入力するだけ。簡単です。

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作品登録もひとつひとつの項目に入力内容についてガイドが詳しく記載されています。

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MEMO
minne(ミンネ)は2枚目以降の写真ひとつひとつにコメントを付けることができます。何をアピールしたい写真なのかを説明できるのでとても便利です。私は、最後に作品の梱包写真を掲載して「ラッピングの一例です。毎回変えているので、どんなラッピングで届くか楽しみにお待ちください。」のようなコメントを入力してお客様のワクワクを引き出しています。

Creema(クリーマ)と会員ページ

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Creemaは、株式会社クリーマが運営するハンドメイドマーケットです。

完成度の高い洗練された出展作品が多く、販売価格も比較的高額な作品が集まっているマーケットです。それに合わせて購入者の年齢層も高めで、30代の方が多い印象があります。
本格的なスキルで丁寧に製作された大人っぽいハンドメイド作品が人気になる傾向があると思います。

会員ページは項目ごとに区分けされていて全体を見渡しやすいデザインになっています。

最初に実施するショップページの作成は、会員ページの『各種設定』項目を入力していくだけです。
Creemaもminneと同じような構成になっていて簡単につくれます。

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作品登録もひとつひとつの入力項目に右側に詳しいガイドがあるし、入力項目自体も選択形式が多いので迷うことなく入力できます。

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MEMO
Creemaの出品ページでは、作品の素材、カラー、キーワードタグを選択肢から選ぶ形式なので、作品に合っていない選択肢しか選べず困ってしまう時があります。これらの選択は、お客様が作品を検索する時に重要な項目なので、そもそも作品を製作するときに選択肢から選べるように配慮しておくと良いかも知れません。

minneとCreemaのサービス比較

2つのハンドメイドマーケットの規模やサービスを比較するとどのような違いがあるのでしょう?
比較しやすいように表でまとめてみます。

項目 minne Creema
運営会社 GMOペパボ株式会社 株式会社クリーマ
作家数 47万人 12万人
作品数 867万点 673万点
イベントの開催 有り 有り
常設ショップ 無し 有り(ルミネ新宿2)
海外の販売 無し 有り(台湾・香港)
登録費用 無料 無料
月額利用料 無料 無料
販売手数料 8%(税抜) 8%~12%(税抜)
※フード14%
※海外16%
決済方法 クレジットカード
銀行振込み
コンビニ払い
キャリア決済
Apple Pay
Google Pay
後払い決済
ゆうちょ振替
クレジットカード
銀行振込み
コンビニ払い
Google pay
auかんたん決済
dケータイ払いプラス
ソフトバンクまとめて支払い
売上振込時期 毎月月末締めの翌月末払い 振込申請を行った翌月末払い
振込手数料 振込手数料172円 ・3万円未満のとき172円
・3万円以上のとき270円
(ジャパンネット銀行は54円)

ハンドメイドマーケットの規模を見てみると、作家数はminneの方がCreemaの4倍に近いですが、作品数はそれほどの違いがありません。

作家さん一人当たりの出品数がCreemaよりもminneの方が少ないということだね。

トラ

これは、minneの方が知名度が高いので販売を始める作家さんは多いのですが、あまり売れなかったり、飽きてしまうなどの理由で継続的に新作を出していないことが理由ではないかと思います。

注意
minneは、模造品や既製品、大量生産品を販売するなど規約違反をしている方が多いです。運営側も取り締まっていますが、作家さんが多いので追い付いていないのが現状のようです。
規約違反をすると他の作家さんよりも売りやすかったり利益を大きくすることができるので、違反していない作家さんのモチベーションが下がってしまうことも。
そんな背景も継続的に新作を出さなくなってしまう要因のひとつかも知れません。

サービス内容に関しては、minneは販売手数料が低めで作家さんの懐に優しい設定です。一方でCreemaは台湾・香港にも販売できたり、常設ショップがあるなど、販売の機会を増やしてくれているなどの特徴があります。

ミケ

私は手数料が大金になるほど売れてないし、海外販売などもしてないので、基本的なサービス内容にはあまり違いを感じてないにゃ。

『minne』と『Creema』の活用ポイント

とはいえ、利用している私の立場からみると、『minne』と『Creema』のそれぞれにしかないおススメなポイントがあります。

minne(ミンネ)のアクセス解析とリンク機能

minneで魅力的な機能は、会員ページの『アクセス解析』で自分の作品に対するお客様の行動が分かることと、minneからSNSやブログにリンクさせてお客様へアピールできることです。

minneの『アクセス解析』のページでは3つの情報を見ることができます。

  • 作品ページへの総アクセス数
  • 作品アクセスランキング
  • 検索されたキーワード

たった3つの情報ですが、作品作りには大いに役立つんです。

これらの情報があれば、お客様がどんなキーワードで検索をしてどの作品に多くアクセスしたか分かるので、どんな作品を作った方が売れるかを予想できます
そして、予想した作品を製作して出品した後に総アクセス数が増えていれば、お客様のニーズに応えた作品作りができているか検証できるんです。

この分析を続けて行けば、作品をお客様の欲しいものに近づけることができるよね。

トラ

また、minneのショップページではSNSやブログにリンクを張ることができます。

お客様は作品に興味を持つと「どんな作家さんが作っているんだろう?」と思ってくれて、SNSやブログにリンクが張ってあれば訪問してくれます

もしもSNSやブログで作家のハンドメイドに対する思いや、日々の製作活動について発信していれば、共感や好感をもってもらうきっかけになる可能性が高まります。

ミケ

私の作品は少し値段が高いからすぐには買ってもらえないにゃ。でもSNSやブログをずっと見てくれているお客様が購入してくれることが多いからminneでリンクを張れるのは嬉しいにゃ。

『Creema(クリーマ)』のキュレーションと販売プロモーション

Creemaで活用したい機能は、キュレーション機能と販売プロモーション機能です。どちらもお客様が作品ページに来る機会を増やせます

キュレーション機能とは、テーマやモチーフに沿ったお気に入りの作品を集めて紹介する機能です。

ハンドメイドマーケットにはたくさんの作品があって、お客様も自分の欲しい作品を探すのが大変です。そんなとき、お客様が探しているテーマで集めたキュレーションがあれば、すぐに作品を見つけることができます

ミケ

キュレーションは、他の作家さんの作品を紹介することで、交流のきっかけが生まれることもあるのでおススメだにゃ。

また、クリーマでは2018年9月から「作品プロモーション」という作家さん向けの広告機能が始まりました。

自分の作品に興味がありそうなお客様に対して、運営が優先的に作品を表示してくれる機能です。クリック型課金なので、自分の作品などをクリックされると支払いが発生します。
有料にはなってしまいますが、自分の作品を強く売り出したいときに活用すると売上に貢献するはずです。

一般的なインターネット広告でも良く使われる方法だよ。

トラ

ミケ

新しい機能だから私はまだ使ったことが無いにゃ。

まとめ:『minne』と『Creema』私の使い分け方

この記事では、私も利用しているハンドメイドマーケット『minne』と『Creema』について、比較をしながら詳しく紹介してきました。

minneとCreemaは、国内のハンドメイドマーケットの中でも圧倒的に利用者の多い大手サービスで、私も2年前からずっと利用しています。

どちらのハンドメイドマーケットもサービスに登録すると、簡単にショップページがつくれるように分かりやすくガイドされているし、運営が販売も支援してくれるので、ハンドメイド作品の販売初心者さんにおススメです。

minneの方が手数料が低めに設定されていたり、Creemaは海外販売ができたり常設ショップがあるなど、ハンドメイドマーケットによって少し違いはあります。
でもこれらの違いに対しての私の意見は、売上がとても大きかったり、どうしても海外に販売したいので無ければ、あまり気にするほどの違いでは無いと思っています。

私がminneで魅力を感じる機能は、アクセス解析とSNSやブログのリンクです。また、Creemaではキュレーション機能。ここぞというときは販売プロモーションも活用するのも良いと思っています。

では最後に、私が2つのハンドメイドマーケットをどのように活用し、使い分けているかをお話ししたいと思います。ポイントは3つ。

  1. minneの魅力のひとつであるアクセス解析を使って、新作を作るときの方向性を決めたり、新作に対するお客様の関心度合いを検証しています。
  2. お客様が興味を持ってもらえる作品が増えてくると、minneのショップページに張ってあるリンクからSNSやブログにアクセスしてもらえるので、フォロ-してもらえるようにお得な情報を発信するようにしています。
  3. minneに販売している作品の中でも自分のブランドイメージに合った作品はCreemaでも販売し、キュレーション機能を使ってお客様に作品を見てもらう機会を増やします。

私は新作の作品販売はminneから初めて、好評ならCreemaでも販売していきます。そのためか、売上はminneの方が多く、大体Creemaの倍くらいになることが多いです。

minneとCreemaのそれぞれの特徴を使い分けて販売をしていけば、どちらかひとつを利用しているよりも売上を増やすことができると思います。
私の使い分け方を参考にして、販売方法を検討してもらえたら嬉しいです。