普段はネットショップで作品を販売しているハンドメイド作家さんも、たくさんの方に自分の作品をしってもらうために、年に数回はイベントでブース出店する方が多いと思います。
ミケ
最近はイベントに出店していると、『カードでお支払いできます』というポップを出しているブースが増えてきました。
私はというと、「カード決済できるようにしたいな」とは考えていたものの、イベント出店となると直前まで作品の製作やディスプレイの準備で忙しく、そんなところまで手が回りませんでした。
でも今後は、イベントで作品を買ってくれるお客様も、カードで決済される方が増えてくるはず。
ようやく私も、今後のためにクレジットカード決済ができるように準備を完了したところです。
もしかしたらあなたは、
「年に数回のことだから、わざわざカードが使えるお店にする必要あるのかな?」
と考えているかもしれませんが、そんな方にこそカード決済の導入がおススメなのです。
この記事では、私が考えている「カード決済導入の3つのメリット」についてご紹介したいと思います。
目次
今後はイベント出店でもカード決済が増えてくる!?
あなたがイベントに出店するとき、代金のお支払いは現金のみですか?
私も今まで現金の決済だけでしたが、ようやくモバイル決済を導入してクレジットカードの決済ができるようになりました♪
「そもそもカードで支払うような作品は販売してないし。私には関係ないかも。」
と考えている方もいるかもしれませんが・・・
最近は購入代金が少なくてもカードでお支払いすることって増えてきていますよね。
私自身、インターネットで買い物をするときはクレジットカードで支払っているし、普段の生活でも小銭を出すのが面倒で、Suicaなどの交通系電子マネーでピピッと済ませる場合も。
この数年で、カード決済はとても身近になってきたと思います。
そして来年、消費税が10%に増税するときには「クレジットカードで買い物したら8%相当にポイント還元される」なんて話しも出ているので、今までよりも急速に普及していきそうです。
そんな状況を考えると、イベント出店でもカードで支払いたいお客様はきっと増えるはず。
「年に数回のことだから、わざわざカードが使えるお店にする必要あるのかな?」
なんて考えていたら、完全に出遅れてしまうかも。
私も、イベントのときは「カード決済できるブースはカッコいいなぁ」なんて遠目にみるだけだったのですが、今後のことを考えて導入することにしたのです。
ミケ
トラ
カード決済を導入したハンドメイド作家さんの話し
私の周りではモバイル決済を導入しているハンドメイド作家さんが幾名かいます。
私も導入にあたって気になることがたくさんあったので、現状はどのくらい効果があるのか、こっそりお話しを聞いてみました。
イベント出店したときのカード決済の売上は?
やっぱり一番気になることは「どのくらいの人がカード決済するの?」ということですよね。
作品の種類や価格によっても変わるようですが、私がお話しを聞くことができた作家さんたちは、イベントでの売上に対して、約10~20%くらいカード決済されるお客様がいるようです。
これが多いのか少ないのか、判断は難しいところですが、、、
トラ
ハンドメイドイベントでは、現金しか扱っていない作家さんの方が多いので、そんな中で10%以上のお客様がカード決済するのは「多い」と私は感じました。
とはいうものの、現金での売上と比較すると少なく感じますよね?
この程度なら、わざわざカード決済を導入する必要はないと感じるかもしれません。
カード決済を導入してからの変化
でも、カード決済を導入している作家さんの多くの方が同じことを言ってました。
「全体の売上が増えた」
つまり、カード決済だけでなく現金で買ってくれるお客様も増えたという意味です。
これはクレジットカードで買い物ができること以外にも、お客様はメリットを感じてくれているってことですよね。
たまたまお話しを聞けた作家さんたちに共通していただけかもしれませんが、これも『カード決済の効果』だと考えて、私なりにそのメリットをあげてみました。
ミケ
メリット1:お客様への柔軟な対応ができる
お客様とのやり取りがスムーズになる
カード決済を導入すれば、お客様は現金の支払いとクレジットカードや電子マネーでの支払いを選べます。
ハンドメイド作品は、一品ものが多いので、気に入った作品を見つけたらすぐに購入したいものです。
だから、現金の持ち合わせが無くても、サッとカードで購入できたら、お客様は嬉しいですよね。
もちろん、「現金のみになります」とか「お取り置きしておきましょうか?」などのやり取りも無くなるので、お客様に気を使わせることもなくなります。
ミケ
他にも、お釣りを渡すなどの作業がなくなるのでお客様を待たせる事もありません。
海外のお客様にも対応できる
また、忘れてはならないのは、海外のお客様です。最近のハンドメイドイベントでは、海外のお客様がとても多くなったと感じます。
海外では日本よりもクレジットカードの普及率が高いので、海外のお客様はカードで支払えるつもりで来場しています。
そんな中でカード決済ができなければ、買ってもらう事はできませんよね。
メリット2:ビジネスとしての信用ができる
ショップや商品に対する姿勢が分かる
イベントに出店している作家さんが、自分のショップや作品に真剣に取り組んている姿勢をお客様に示すもののひとつがカード決済だとも考えられます。
カード決済を導入するためには、申し込みなどの必要な手続きをしないといけなくて、実際に使えるようになるには時間もかかります。これら一つ一つをちゃんと進めるためには、自分のショップや作品に対する気持ちがないとできません。
そんな作家さんの真摯な想いを、お客様は『クレジットカードで支払いができる』ことから感じ取るのではないでしょうか?
安易な気持ちで作品を作り、とりあえず売って儲けたいだけの人はそこまでやりませんからね。
カード決済会社(第三者)からの証明がある
そして、クレジットカードで決済が出来るお店は、カード会社からの審査をクリアしています。
審査をクリアすることは、カード会社から『しっかりしたお店です』というお墨付きをもらったことになります。
最近はハンドメイドブームで、作家さんがどんどん増えています。それ自体は良いことなのですが、
- 他の作家さんのマネをして安く販売している。
- 市販のパーツを組み合わせただけの作品を販売している。
- すぐに壊れたり使えなくなる作品を販売している。
その中で、お客様に安心して買い物をしていただくためには、自己申告ではなくカード会社から認められたという証明があると嬉しいですよね。
メリット3:ショップがイメージアップする
ショップが高級なイメージになる
一般的に値段の高い商品を買うときは、クレジットカードでお支払いする事が多くなります。
財布にたくさん現金を入れて持ち歩いていると不安になるからですよね。
だから、カードが使えるお店は、それだけで値段の高い商品を販売しているイメージがあります。
ということは、カード決済を導入すれば、そのイメージを利用して販売価格を上げられるとも言えます。もちろん、商品が価格相応の魅力があることが前提ですが。
実は多くの作家さんが、イベントで利益がでないくらいの安い価格で作品を販売してします。
ミケ
トラ
カード決済を導入することで、販売価格を上げられるのなら、ぜひ取り込んでいきたいですよね。
逆に安いものを販売したいときには、カード決済をアピールすると逆効果になります。
そういうときは、同じカード決済でも交通系電子マネーで手軽に決済できることをアピールすると効果がありそうですね。
機器を使いこなす姿がカッコいい
これは私だけなのかも知れませんが、、、
作家さんがカード決済している姿をみると、思わず『カッコいい』って思ってしまいます。
お客様に嬉しいサービスをどんどん取り込んでいくハンドメイド作家さんは、その作品自体もお客様にとって良いものであるように見えますよね。
ミケ
まとめ:ハンドメイド作家としてワンランク上を目指すなら
この記事では、年に数回しかイベント出店していないハンドメイド作家さんでも、カード決済を導入するとメリットがあることをご紹介してきました。
そのメリットは3つ。
- お客様への柔軟な対応ができる
- ビジネスとしての信用ができる
- ショップがイメージアップする
これらのメリットの効果で、カードで決済されるお客様が増えるだけでなく、売上全体が増えるのではないかと思いました。
「気持ち良く買い物がしたい」というお客様の思いに応えるためにカード決済を導入すれば、その姿勢を感じ取ってもらえるのですね。
また、真摯な姿勢を感じ取ってくれるのは、直接のお客様だけではありません。
イベント会場にはセレクトショップなどのバイヤーの方が多く訪れます。作品の視察やチェックをしているそうですが、その中でも良いと思う作品が見つかれば声をかけてくれたりするそうです。
そんなバイヤーの方にとって、カード決済できるお店は目に見える評価ポイントのひとつになりますよね。
ミケ
もしもハンドメイド作家としてワンランク上のビジネスを目指していくならば、今後増えていくカード決済を今のうちに導入しておくことはとても大切だと思いました。
この記事を読んでくださった方が「年に数回しかイベント出店していなくても、カード決済を導入した方が良いな。」と感じてもらえたら嬉しいです。